森薫拾遺集

2018/01/07

森薫、エンターブレイン。メ神こと森先生が描いた絵とか、漫画とかを拾い集めた短編集。フェローズの短編から店頭ポップまで、約200ページ何処を切っても森薫という感じの、フェティッシュなアイテムです。中身の方も、取り合えず尻が描きたいんだなぁ、ということが表紙の段階で解るカルマ濃い仕上がり。
ストーリーやキャラから解き放たれた超短編ゆえの情念まみれで、森先生は心の中にぶっといの生えてんなぁ、と今さらながらに嘆息したりする。時系列的にも幅広く拾っており、デビュー前の高橋葉介フォロアー加減とか有る意味微笑ましい。乙嫁関係の描き込みと線の力は恐ろしい。
収録されてる漫画はほぼ全部短編で、あんまストーリーとかはない。フェティシズムの方向性が一致するので、「巣穴紳士倶楽部」「昔買った水着」が好みです。メイドの話も、相変わらずの安定感。福島聡がネームを切った「すみれの花」は、森の動物同士のすれ違いって感じが切なくて、なかなか良かったです。森薫に頭から浸りたい人は、是非読みましょう。